女性医師が抱える離職の事情とは

今回最後なりますのは、女性医師にとって一つの悩みの種とも言えるもので「離職」の問題についてです。

皆さんは、これまで医師として離職を経験されたことがあるでしょうか。

まだ若い世代の方であれば、あまり関係がないかもしれませんが、他の記事においてもご紹介した通り、女性医師にとっては切っても切れない関係と言えるものです。

そこで、今回はここに焦点を絞って、様々な皆さんの事情などをご紹介していきたいと思います。

【何故、女性医師は離職せざるをえないのか】

通常、仕事と言えば長期にわたり、継続的に続いていくようなものであり、男性医師にとっての仕事もそういうものです。
しかし、既にご存じの通り、女性にとって仕事を続けるには女医という仕事の労働環境は少々厳しい部分があるのではないでしょうか。
女医が第一線を離れてしまう理由は、大まかに分ければ以下の通りとなります。

  1. 結婚

  2. 妊娠

  3. 出産

  4. 育児

いずれも、男性にとってはそれほど影響がない(基本的に女性がメインで育児などを行う事が多いため)のですが、その負担の大半を背負うのが女性になってしまうことが多いため、どうしても一時的に休職あるいは辞職せざるを得ないのです。

1の結婚に関しては、この段階では仕事を頑張って続けられる方も多いのですが、いざ妊娠出産となってくると、やはり仕事を続けるのが難しくなってしまいます。
特に医師という仕事はなかなかハードなものです。
夜勤、当直、緊急出勤と、時間に融通がきくケースの少ない状況で働いておられる方が多いため、苦渋の決断という思いで仕事を辞められていくことが多いのです。

また、中には「なかなか結婚できないから」といった理由で辞めていかれる方もいらっしゃいます。
どうしても仕事が優先となってしまいがちな環境下では、なかなか良い男性と巡りあっても続かない、ということなのでしょうか。
いずれにせよ、女医の皆さまにとって「離職は切っても切れない関係」である、と言うことが分かります。

現状、このような状況に歯止めをかけるべく、医師不足である状況に対して様々な対策がとられており、女性の負担を軽減させるための施策も医療機関単位でとられてはいます。
ただ、大勢が実感できるレベルには達していないというのが現状なのです。

しかし、職場を離れざるを得ない事情はあったとしても、現在は復職に関する動きが大きく活発化しているところではありますので、もし皆さんが転職を検討されたりする機会があれば、転職先となる場所では「どのような施策をとっているのか」を、あらかじめ確認しておくことをお勧めします。